過去のブログの記事の再アップです。
猫のおしっこの問題は結構重大だったりします。
例えば、「頻尿」
この場合、重要なのは、
「性別は?」
という事です。
というのも、その猫ちゃんが、女の子だったら、あまり命に関わるような問題ではないのです。
問題なのは、「男の子」
男の子の「頻尿」は、「尿道閉塞」というこわいこわい病気の可能性があります。
ただ、うちのあやちかは、女の子で、一度「頻尿」になりましたが、女の子の場合は「尿道閉塞」になる可能性は、がくっと減ります。
女の子の「頻尿」は、たいがい、「膀胱炎」という別の病気です。
「膀胱炎」は、トイレに行く回数が多くなり、排尿姿勢をとるけれどなかなかおしっこをしない、うめいたり、いきんだりしながら排尿しようとします。
1回のおしっこの量が少なくなるなどの症状が出ます。
あやちかも、「膀胱炎」になった時、一日に20回ぐらいちょろっとおしっこをする状態になったので、次の日の朝一に病院に連れて行きました。
原因としては、
膀胱内に侵入したブドウ球菌や大腸菌などの細菌、あるいは真菌が増殖して炎症が起こったり、ごくまれですが寄生虫(膀胱毛細線虫)が原因で起こることもあります。
また、膀胱内の尿結晶や尿結石によって膀胱粘膜が傷つけられ、膀胱炎になる場合もあります。
このほか、感染や尿結晶がないにもかかわらず起こる間質性膀胱炎(特発性膀胱炎)もあります。
あやちかの場合は、細菌による炎症でした。
病院では、点滴をしてもらって、抗生物質を飲ませてもらいました。
治療法としては
①3日に一度病院に連れていって、点滴をする
②家で抗生物質を飲ませる
の2つでしたが、①はこちらの体力的にしんどいので、②にしました。
ただ、いかんせん、うちのあやちかは、投薬するのが一苦労で。。。
もうねー、死んでも口を開けんぞ!!って意思が伝わってくる様で、本気で汗だくになりながらの格闘です。
二人がかりで、毛布で雁字搦めにして、口にねじ込む
これを3日続けて(人間もにゃんもへろへろ)
治った感じになったので病院で再び検査してもらい治ったので投薬をやめました。
膀胱炎の予防法としては、
予防の基本は、
【猫の飲水量を増やす】ことです。
家のあちこちにお水入れを置いたり、器の種類や大きさを変えたりといった工夫をしてみましょう。
また、トイレを常に清潔にし、トイレ砂やトイレの容器、設置場所を猫が好むようにする事も大事。
あやちかは、
大掃除とかして、トイレの位置を変えたら、いつもの場所じゃないと嫌って文句たらたらいって、おしっこをしてくれなかった事があります。
僕としても、膀胱炎になってからは、より一層、常にトイレを綺麗にするよう心がけています。
少し臭いがきつくなったらすぐに砂を全部すてて、トイレを丸洗いするようにしております。
また、栄養バランスのとれた良質のフードを与えることも予防になります。
もちろん、膀胱炎の早期発見・早期治療も大切です。
トイレに行く回数や尿の量に変化が見られる場合は、早めに動物病院で診察を受けましょう。