過去のブログの再アップです。(改訂してます)
あけましておめでとうございます。F.TOMOCHIKAです。
今年もよろしくお願いいたします。
北海道は、年始早々から大荒れで、今日朝起きて外を見たら、雪が積もってました。
若い頃はあまり気にはしなかったのですが、
年を重ねる度に気になるようになってきた事なのですが、やはり冬といったら、
寒さと乾燥
だと思います。
これ、ニャンコにもワンコにも問題で、特に猫に問題が多いと感じます。
猫は寒さに弱い動物です。
というのも、猫の祖先といわれるいるリビアヤマネコは、
リビアからエジプトを中心に生息していたので暑さには適応性がありますが、やはり寒さは苦手と考えられています。
なので、
現代のにゃんこも、「寒さ」は要注意です。
この「寒さ」が厳しい冬は、「寒さ」が苦手な猫が病気にかかりやすくなるシーズンでもあります。
この、「寒さ」が苦手なにゃんこは、その「寒さ」にストレスを感じ、
そのストレスが、体へ負担をかけ免疫力が低下します。
ストレスを避け、免疫力を保つことが必要不可欠です。(俗に言うストレスホルモンなんてのも有名で、ステロイド等は最も研究されているバイオマーカーです。)
この「寒さ」は、「乾燥」にも関わってきます。
故に、「湿度」と「気温」を一定に保つ事が大事です。
「湿度」が低くなると、乾燥によりウイルスがホコリと共に空気中を漂いやすくなります。
これが、夏よりも、ウィルスに接触する機会が増えるという事です。(インフルエンザが冬に流行るのはこれが問題ですね。)
「湿度」が高いとウィルスは、空気中の水分にぶつかり、地面に落ちてしまいます。
また、湿度が適切だと喉の粘膜がしっかり働きウイルスの進入を防ぐ事も出来ます。
咳なども喉の粘膜が正常であれば故の生体防御機構です。
咳のメカニズムは、
肺や気管などの呼吸器を守るために、外から入ってきたほこり、煙、風邪のウイルスなどの異物を気道から取り除こうとする生体防御反応が咳です。
異物が入り込むと、まず咽頭や気管、気管支など気道の粘膜表面にあるセンサー(咳受容体)が感じ取ります。
その刺激が脳にある咳中枢に伝わると、横隔膜や肋間膜などの呼吸筋(呼吸をおこなう筋肉)に指令が送られ、咳が起こります。
この反射運動を「咳反射」といいます。
咳にはまた、気道にたまった痰を外に排出する役割もあります。
気道粘膜には細かい毛(繊毛)と、その表面を覆う粘液があり、粘膜の表面を潤して保護しています。
この粘液がウイルスや細菌などの病原体やほこりなどの異物をからめ取ったものが痰です。
痰は、外にむかって異物を追い出そうとする繊毛の運動と、咳反射によって外に出されます。
話がそれましたが(笑)
「湿度」と「気温」はとても大事だという事です。
では、猫にとって快適な室温と湿度はどの程度なのかというと、
○猫の快適な室温の理想は、25~29℃
○猫に快適な湿度の目安は、50~60%
です。
この、快適な湿度を保ってあげるとようにしましょう。
(ちなみに、最近新しい空気清浄機を買ったのですが、最近の空気清浄機ってすごいんですね!!
スマホで操作が出来るし、脱臭能力も高く、加湿も十分に出来ます。)
こちらを購入しました。
では、次に、冬の「寒さ」と「乾燥」によって引き起こされる可能性がある病気を紹介
○尿石症
男の子に多い病気だと思いますが。
尿中に結石ができて排尿を妨げる病気。
猫は砂漠出身なため、少ない水分を有効に活用するため、おしっこが濃いめです。
冬、寒さで運動不足になると水を飲む量が減り、おしっこがより濃厚になっちゃいます。
濃い尿は成分が結晶化し、結石ができやすくなります。
○膀胱炎
以前にあやちかも患った病気です。
尿道から侵入した細菌や、膀胱内にできた結石などの影響で発症。
冷えるとかかりやすくなります。
○猫風邪
猫風邪とは猫ウイルス性鼻気管炎、カリシウイルス感染症のこと。
おもな症状はくしゃみや鼻水で、寒さが引き金で発症することもあります。
他にも様々な病気はありますが、免疫力を下げないようにするのが大事です。
簡単な事ですが、まずはお水をたっぷりと飲ませてあげることも1つです。
しかし、猫飼の皆さんの共通認識なのかもしれませんが、にゃんこは、あまり水分を取ろうとしない子が多いので困ってしまいます。
部屋に数カ所、水を用意して、いつでも新鮮なお水が飲めるようにしてあげるだけでも変わってくるものです。
うちは、合計3箇所においてます。(ダイニング・寝室・キッチン)
にゃんこの中には、「ここのお水が好き」というこだわりが強い子もいるので、しっかり見極めてあげましょう。
まだまだ書きたい事があるのですが、
次回は、飲み水がミネラルウオーターでもいいのか。
という事を記事に出来ればいいなと思います。